解説
成熟層板骨(緻密骨あるいは海綿骨)の増殖からなる良性腫瘍である。
臨床事項
- 通常は単発性だが、Gardner症候群では多発性である。
- ときに軟部組織に発生することもあり、鰓弓の残遺由来や下顎骨原基の分離迷入と考えられている。
病理組織所見
- 種々の割合で線維脂肪髄を持つ成熟層板骨組織からなる。
その他
- 骨内部に生じた場合は、中心性骨腫(Central osteoma)とよばれ、X線検査で偶然に発見されることが多い。
鑑別疾患
- 外骨症
歯槽骨・顎骨の病変
成熟層板骨(緻密骨あるいは海綿骨)の増殖からなる良性腫瘍である。