解説 歯髄内に形成される球状、塊状の象牙質様硬組織のことである。 臨床事項 高齢者に多くみられる。 歯髄狭窄をきたす。 病理組織所見 類円形で同心円状の層板構造を示す。 部位による分類 遊離性 壁着性 介在性 組織学的分類 真性象牙質粒:象牙細管が明瞭で、象牙芽細胞様細胞を認める。 仮性象牙質粒:象牙細管がみられない。 代表画像 遊離性象牙質粒 歯髄腔内に象牙質粒が認められる。 壁着性象牙質粒 髄腔壁(歯髄に面する象牙質)に付着する象牙質粒が認められる。 介在性象牙質粒 ガイド無し ガイド有り 象牙質内に取り込まれ埋入したもので、象牙細管様構造が認められる。 象牙質内に取り込まれ埋入したもので、象牙細管様構造(矢印)が認められる。