解説
乳歯の根尖性歯周炎が形成途上の後継永久歯胚に波及し、永久歯のエナメル質形成不全を生じたものである。
臨床事項
- 小臼歯の頬側咬頭や前歯の唇面に好発する。
病理組織所見
- エナメル質の菲薄化がみられる。
- エナメル小柱の構造の乱れがみられる。
- 石灰化不全がみられる。
代表画像
エナメル質形成不全(Turner歯)
下顎左側第一小臼歯頬側咬頭から頬側面のエナメル質形成不全により象牙質の露出がみられる。
歯の発育異常
乳歯の根尖性歯周炎が形成途上の後継永久歯胚に波及し、永久歯のエナメル質形成不全を生じたものである。
下顎左側第一小臼歯頬側咬頭から頬側面のエナメル質形成不全により象牙質の露出がみられる。