解説
セメント芽細胞に由来し、セメント質様硬組織の腫瘍性増殖からなる病変である。
病理組織所見
- 歯根に連続した類球形のセメント質塊がみられる。
- 辺縁では放射状の梁構造が認められる。
- 大型のセメント芽細胞様細胞による縁取りや破歯細胞がみられる。
補足:セメント質の増生する病変は慣用的にセメント質腫(Cementoma)と呼ばれるが、その大多数は反応性の増生であり、真の腫瘍とみなされるセメント芽細胞腫(Cementoblastoma)はまれである。
歯原性腫瘍
セメント芽細胞に由来し、セメント質様硬組織の腫瘍性増殖からなる病変である。
補足:セメント質の増生する病変は慣用的にセメント質腫(Cementoma)と呼ばれるが、その大多数は反応性の増生であり、真の腫瘍とみなされるセメント芽細胞腫(Cementoblastoma)はまれである。